シェアハウスの管理について
保有物件の中に2棟のシェアハウスがあります。
2つとも外国人向けです。
シェアハウスと言っても、現代風のオシャレなものではなく、トイレ・キッチン共用のアパートと言った方がふさわしく思います。
シェアハウスの良い所は、一番お金がかかる水回りが共用で1つしかないので、新規に作る時も老朽化して交換になっても費用が少なくて済む点です。
これはかなりインパクトがありまして、10戸のアパートと10戸のシェアハウスだと新築した場合に費用が1000万円以上変わってきます。
また、入退去時のクリーニングも楽なので、繁忙期などはリフォーム屋さん待ちの空室ロスを無くすことができます。
ただし、キッチン・トイレ共用だと日本人は嫌がるので、いきおい入居者は外国人となります。
外国人は日本のルールや常識が通用しないので、管理ははっきり言って大変です。
家賃を期日までに払わない、夜中に騒いで他の部屋や近隣住民とトラブルを起こす、ゴミの捨て方がひどいなどありとあらゆるトラブルを起こしてくれます。
今まではアパート・マンションだけだったので、これだったらサラリーマンをしながら賃貸経営をできると思っていましたが、シェアハウスは無理ですね。
もしも管理費20%位でやってくれる会社があったらお願いしたいところでしたが、無かったのとノウハウを蓄積したいとの思いで自主管理をしています。
入居付ははっきり言って楽です。
外国人同士の口コミ威力はすごくて、特に広告掲載しなくても満室になってしまいます。そして敷金礼金も1か月ずつ取れます。
ただ、入居付は楽でも家賃回収が大変です。
そもそも銀行振り込みができないし、現金をもらいに行っても居留守されたり、1万円ずつの分割にされたりするのは日常茶飯事です。
このように苦労の絶えない外国人シェアハウスですが、儲かるには儲かります。
年内でサラリーマンを辞める予定ですので、今後ますます注力していきたいと思います。