狭小アパートに入居者はつくのか
中古のアパートに融資がなかなかつかないので、新築アパートを検討している方もいらっしゃるかと思います。
最近のアパートの特徴としては、利回りを上げるために徹底的にコストカットをして、部屋数を多くしています。
13平米とかいう部屋もありますが、この広さで入居者がつくのかと心配になります。
心配だったので不動産屋にヒアリングしたことがあります。
返ってきた答えはポジティブなものでした。
要約すると次の通りです。
・若い人は狭さよりもプライベートな空間があることを重要視する
・スマホがあればテレビが要らない
・ミニマリスト、各種シェアにより持ち物が減っている
・とにかく都内で安く住みたい層がいる
・洗濯機不要、近くのコインランドリーで休日にまとめて選択
・20平米クラスの部屋で生活空間と寝室が同じよりも、13平米でロフトがあり、生活空間と寝室を分けたいというニーズがある
こんな答えが返ってきました。
もちろん全員に当てはまるわけではありませんが、何となく分かる気もします。
スマホ・シェアリングビジネス・SNSが賃貸物件にも影響を与えているのですね。
普段は狭い空間に、持ち物も最小限で暮らし、おしゃれな場所や食べ物を写真に撮ってSNSに上げる。
普段の生活は質素でも、豪華に過ごすときもある。
そんなライフスタイルが狭小アパートには反映されている気がします。
ベランダが無くても、コインランドリーを使うから問題ない。
バスタブが無くてシャワーだけでも、掃除が面倒でないからかえって楽。
テレビも洗濯機もいらない。
私は40歳代ですが、年齢を経るごとに若い人の気持ちやニーズが分からなくなっていきます。
でも、それでは賃貸経営者として失格ですから、常に世の中の起きていることやニーズを拾いながら、賃貸経営に活かしていきたいと思います。