なぜワンルームマンションを購入してしまうのか
ここを押して頂けるとうれしいです
あれだけいろんな方がワンルームマンションを購入してはダメだと言っているに、いまだ購入してしまっている方が多数います。
その中には薄々失敗したことは気がついている人もいれば、失敗したとは露ほどにも思っていない方もいます。
おさらいになりますが、ワンルームマンションは以下の理由から投資対象として不適格です。
・月々のキャッシュフローがほとんど残らない、もしくはマイナスになる
→これでは投資ではありません
・空室ともなれば、ローンの返済を肩代わりしなくてはならない
→単身者向けは２年に１回は入れ替えがあると考えて下さい
・入れ替え時にはリフォーム費用が必要になる
→クリーニングで３万円程度
・機器の老朽化で交換が必要になる
→エアコン７万円、給湯器１０万円などなど
税金が返ってきますよと言われるかもしれませんが、上記のような理由で必ず損する仕組みになっています。
また、ローンが終わる３０年後には自分の資産になりますよと言われますが、家賃下落、修繕費用、そして恐ろしいのが大規模修繕費用の不足分、これらを払うと、どう考えても損するしかない状況です。
ちなみに私の知り合いで、ワンルームを持っている方がいたのですが、大規模修繕費用の積立不足で１オーナー４００万円の追加積立が必要になったケースがあります。
こうなると、全員が払えないので大規模修繕ができず、最悪はスラム化した物件にもなりかねません。
では、なぜ購入してしまうのか。
それには以下の理由があるのではないでしょうか。
・節税になりますよ
→確かに１年目には節税になりますが、２年目以降にはならない。また、実際にキャッシュアウトしているので、得はしていない
・ローンが終われば自分の資産になります
→修繕費用や大規模修繕の不足分、家賃の下落などを考えると、確かにＢ／Ｓ上は資産かもしれませんが、金を食うばかりの負動産です
・サラリーマンでもフルローンで購入できます
→ダメな物件を購入するなら、何も買わないほうがマシです。
エリートサラリーマンが属性がよいばかりに、ひどい物件を購入して苦しんでいる姿をみてきました。購入できるから買うというのはやめてください
あと、一番の問題は、ワンルームマンションの営業のほとんどが不動産投資に関して素人であるという点です。
言葉が悪いかもしれませんが、素人が素人に数千万円の物件を売っているようなものです。
これは考えただけで恐ろしくないですか？
電話営業を受けた方も多いと思いますが、勢いが良いだけのにいちゃんがほとんどです。
ダメな営業ほど、電話切ろうとしても引き下がってきますが、
「こっちは宅建免許持っている同業者だけど、それでも続ける？」
というと、あっさり切ってくれますので、ぜひこのフレーズはご利用下さい。
ということで、ワンルームマンションに関して考察しましたが、幸か不幸か、最近では金額も上がりつつあります。
もしかしたら売り逃げできる最後のチャンスかもしれません。
買った値段より高く売りたいと思うのは人情ですが、ここは欲張らずに逃げられたらラッキーくらいに思って頂ければと思います。
それ以外に儲かる本当の投資はたくさんありますので。
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