penguinpenguinの日記

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大阪のおばちゃんから電話がありました

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携帯の着信があったので画面を見ると「○×隣家」と表示されていました。

ここから着信があると今まで良いことは一つもありません。

 

私は大阪で220万円の家を購入し、4.2万円で貸しているのですが、その入居者が精神的な病気を患っている70歳くらいのおばあさんです。

そのおばあさんが、騒がしい人で、夜中に大声で念仏を唱えたり、壁をトントン叩いたりするのです。

ここの戸建は屋根が一緒の戸建なので、やられた方はたまったものではありません。

それでちょくちょく大家の私に苦情の電話がかかってくるのです。

 

今日も「お宅の入居者がうるさい」という電話かと思いきや、いきなり

「うるそうてかなわへんから、もうこの家出て行くさかい、あんた買うてや」

と言われました。

 

正直言って、かなりショックでした。

 

たぶん、このおばちゃんは50年位前にこの家を新築で購入して、ずっと住んでいたのです。年齢も70過ぎているので、ここを終の棲家にしようと考えていた可能性もあります。

 

それが、うちの入居者がうるさいくしたから、そんな思い出が詰まった家を出て行かざるをえない状況になったことは、間接的ではありますが間違いなく私の責任です。

 

うちの入居者も元々住んでいたところが建て替えで追い出されて、しかも高齢で精神病を患っているので、どこも入れず、流れ流れうちにやってきた人でした。

 

そんな境遇の人同士、お互いに仲良くやってくれれば良かったのにと思いつつ、そうは言っても後の祭りです。

 

私にできることはせめて「鬼の指値」を入れずに、適正価格での購入を提示しようと思っています。

 

うちの入居者が4.2万円ですが、うるさいのでかなり家賃を下げないと入らないでしょう。3.0万円位かなとイメージしています。

 

おばちゃんの家は私が今後も大事にするから。本人にはそんなこと言えませんが、家は本人にとって大事な宝物。そんなことを思った一日でした。

 

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