賃貸物件の仲介をしてきました
2019年に立ち上げた宅建業ですが、順調に仕事が入ってくるようになりました。
今回は前に在籍していた会社の先輩です。
関西から関東に転勤となるので、社宅を探してほしいという依頼でした。
集合はランドマークタワーです。
希望物件はここから30分位車で走った地方都市です。
賃貸仲介の場合は、まず希望エリアと賃料と間取り・広さを事前にヒアリングします。
それをもとにレインズで検索して、マイソクをLINEでやり取りしながら本人の希望を絞ります。
不動産賃貸の客付営業は、いかに顧客の気持ちを汲み取るかが大事です。
お客さんが本当に欲しいと思っているものを提案すれば必ず決めて下さいます。
そのためには、かなりプライベートな内容も聞きますし、極力コミュニケーションを取りながらニーズを探っていきます。
今回はとにかく間取りが重要で、3LDKが希望ということと、家賃は高くても構わないので質の高い物件ということでした。
このようなニーズはファミリータイプの分譲マンションが当てはまるのですが、やはり人気が高いのであまり出て来ないですね。
私も川口にファミリータイプの分譲を保有していて貸し出しているのですが、出した瞬間にものすごい数の問い合わせが来た覚えがあります。
これは話からずれてしまいますが、もしも分譲マンションを購入して転勤となっても売らずに賃貸に出した方がトータルでお得なことが多いです。
今回も2つほど分譲マンションがあったので、そのどちらかで決めてもらおうと思いました。
この場合は1つ目にあまり良くない方を案内して、次に本命を案内すると決まりやすいです。まあ不動産業界では有名な話ですがね。
現地に到着してすぐに大事な仕事が待っています。
それはキーボックスを見つけること。
見つからないとか、キーボックスが開かないとか、カギが入っていないなんてこともありますので、カギをゲットすると安堵しますね。
見つからない時はその場で何らかの行動をとる必要があります。
不動産屋には臨機応変で対応する能力が必要ですので、そのスキルが鍛えられます。
今回はキーボックスがあったものの、カギが入っていないというパターンでした。
このようなケースは
1.不動産屋がカギを持ち帰ってしまった
2.内覧中
このどちらかです。
1.の場合、近くに不動産屋の店があれば何とかなりますが、遠くからきていると絶望ですね。
私のお客様は今日決めて、関西に帰るというスケジュールだったので、キーボックスを開けてカギが無いのを見た瞬間にやばい!と思いましたが、平静を装ってブツモトに連絡します。
その結果、内覧中ということが判明し、お客さんには少し待機してもらうことにしました。
他の方が内覧中ということはプラスに働いたようで、すぐに決めないと他の方に持っていかれてしまうと思ったのか、私たちが内覧して3分位で入居を決めてもらいました。
こうなると早い者勝ちなので申込書を近くのコンビニからFAXし、何とか決めることができました。
その後、お客さんが希望したので、学区の中学校まで下見に行ったり、制服を作りたいという希望があったので地元のデパートまで送ってきました。
このあたりは不動産屋の業務外ですが、私の場合は1日スケジュールを空けているので極力お客さんの希望をかなえるようにしています。
賃貸仲介の仕事は苦労も多いですが、成功した時には達成感を味わえますし、何よりもお客さんの人生の節目に立ち会えるというのが良いですね。
お客さんを降ろした後、わき道に菜の花が咲いているのに気がつきました。
不動産業に関して、もっと経験を積まなくてはと思います。