境界の明示について
不動産の売買契約書特約に「境界非明示とする」なんて文言が書いてあっても、さらっと流してしまうことはないでしょうか。
一番良いのは近隣との「確定測量」が終わっていることです。
隣接する筆の数にもよりますが、自分で確定測量をすると70~100万円くらいかかります。
そして、土地を売る時には確定測量図があることが条件になっているケースが多いです。
ということで、この確定測量図があるのとないとでは100万円の違いがあります。
そして、もっとやっかいなのはお金を出しても確定測量ができない場合もあります。
それは、土地所有者が不明の場合です。相続時に登記をしていないと、所有者が不明なので、真の所有者を探し出すのに膨大な労力がかかります。
法務局の職権でできることもありますが、時間と金がかかります。
ということで、境界の明示には注意をしてください。
ちなみに最高なのは「確定測量図」があって、前面道路の道路査定もされていることです。前面道路については、役所に行って「道路境界確定図」があればOKです。