不動産投資のホンネ
収益物件を1棟、2棟と持っていると、もっともっと買いたくなります。
そうなると、次は業者が買うような物件を、業者価格で買いたいと思うようになるかと思いますが、それは無理な話です。
断言できますが、業者価格で素人が買うことはできません。
どうしても業者価格で買いたければ、業者になるしかないです。
私も過去に5棟目以降は業者が買うような条件で購入できたと思って錯覚していました。
今思い出せば恥ずかしい黒歴史です(笑)。
プロとなった今になって思い起こせば、確かに安かったけど、それなりに訳アリだったなと。
そして、プロになると、転売というファクターが入ってきます。
賃貸経営なんてたいして儲かりません。(でも家族を十分に食わせて、好きなことができる位の収入は得ることができます。うまく買い進めればの話ですが)
でも、転売を出口に据えた業者の手口はかなり儲かります。(これは家賃100万円超の家に住むとか、ベントレーが新車で購入できるレベルです)
後者の方が儲かるので不動産業者やその営業は自分では賃貸物件を持たないことが多いのです。
ただ、プロでもない素人サラリーマン投資家が、プロ向けの取引を最初にできるわけがありません。
それで手始めのエントリーチケットとして収益物件を購入するのです。
ここで実績を積んで、つらい体験をして経験値を増やし、キャッシュを積み上げて、宅建試験に受かった者がおいしい取引をできるようになるのです。
そうなると、そこに至るまでは家族との時間、会社で過ごす時間、仲間と楽しく遊ぶ時間など犠牲にするものも多く、そこまでやって割に合うかというと、私は割に合いやって良かったと思いますが、割に合わないっていう方の方が多いんじゃないかと思う訳です。
本日はメディオテックのセミナーに呼ばれて、講演の空き時間にこのブログを書いている訳ですが、太陽光発電はそこまでの覚悟と犠牲を必要としませんので、不動産なんかに手を出さないで太陽光だけやっていれば良いと思うのはここだけの話です。
でもちゃんと取り組めば不動産ほどすばらしいものはないと思います。
家族5人を食べさせることはできるし、管理会社・修繕会社・入居者と様々な人との出会い、トラブル(笑)があるのは、株などのペーパーアセットでは味わえない醍醐味です。
私はもともと友達は少ないのですが、不動産に取組んでから仲間は増えたなとつくづく実感するのです。