トヨタ物語を読んで
トヨタ物語 強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ [ 野地秩嘉 ]
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- 価格: 2,484円
織物メーカー御曹司の道楽と捉えられていたトヨタがいかにして世界一の自動車会社になったのか。トヨタと言えば安定した業績、財務基盤を持つ会社というイメージだったが一線で働く者にとっては倒産危機の連続であった。いかにしてムリムダムラを無くすのか、突き詰めると全ての業種、業態に当てはまる真理があった。
例えば車の部品を購入した際に現金が出ていき、それは車が売れるまでは回収できないので、いかにその回収を早くするかをカイゼンする場面があったが、我々大家業界も空室が出てリフォームを行い、次の入居者が決まるまではお金が入ってこない。部屋という資産が遊んでしまっているうちは、金利負担、租税、電気代などの費用が発生している。
今までリフォームが忙しい時期だし仕方ない。
とか
そんな大家の都合で全てが決まるわけではない、お客様あっての貸家業だからと自分を納得させていたが、それではいけない。本当にできることはないのか、カイゼンできることはないのか。
なるべく現場に行って、入居者とコミュニケーションを取って、できることからコツコツとカイゼンしていくことが重要であると認識した。
これからも大家として仕事をしていくつもりだが、その経営方針にトヨタ生産方式のエッセンスを取り入れていきたいと思う。