買いは家まで、売りは命まで
ここを押して頂けるとうれしいです
株の格言で「買いは家まで、売りは命まで」というものがあります。
これは信用取引の危険性を唱えたものです。
信用で買いをすると、保証金の3倍まで取引ができます。
利益は3倍になりますが、そのぶん損失も3倍になります。
今回のコロナ騒ぎで大きな損失を被っている方は多いかと思いますが、日本株を信用買いしていた方は大変かと思います。
でも一番危険なのは信用売りです。
例えば信用買いで株価200円の株を買っていた場合ですと、もしも0円になった場合であっても1株あたり200円の損失で済みます。
しかし、信用売りをしていた場合ですと、200円の株が500円あるいは1000円になることもありえないことではありません。
つまり信用買いの損失はある程度予測できるのですが、信用売りの損失は損失に上限が無いということになります。
ですから信用買いは家を取られてしまうが、信用売りは命まで取られてしまうことがありますよという戒めになります。
この騒ぎで不動産投資にも様々な影響が出ています。
そもそも不動産投資家には有価証券もやっている人が多いので、そちらの損失が出ていて現金が減ってしまったりするケースが多いのですが、とりあえずキャッシュを多めに保有しておくことがなによりも重要だと思います。
また市場に振り回されて、上がれば買い、下がれば売るという行為をしている方もいるようです。
市場も博打も「見(ケン)」という、自分は参加せずに場を見るということが必要な場合があります。
もしも悪いスパイラルに陥っている方は見という行動を意識して頂ければと思います。
また、こちらのブログも参考になります。
分野は違いますが、私が尊敬する米国株投資家の方です。
このような相場の時には読んで頂いて、気持ちを落ち着けて頂ければと思います。