売って逃げる
2014年以降にスルガ銀行で物件を購入された方のほとんどが、大幅な債務超過に陥っています。
本人は気がついていたり、気がついていなかったり、または気がついていないフリをしたりと様々です。
もしも気がつかないフリをし続けたらどうなるか。おそらく、経営が厳しくなり損失を給与収入から補填するようになるでしょう。ただ、それも長くはもたないでしょうから、いずれは返済が滞り、期限の利益を喪失して物件は競売にかけられます。残った残債はサービサーとの交渉になりますが引き続き給与から返済することになります。残債の額があまりにも大きければ自己破産を視野に入れたほうが良い場合もあります。
私は42歳ですが、もしも10年後の52歳でこれを行うのは子供も多感な時期ですし、家族への負担も大きいですから、かなりきついと思います。
では、もしも気がついていて、かつ行動に移すことができた場合はどうでしょうか?
この場合は、金利交渉なり元本カットに向けて動くことができますから、瞬間的な運営は楽になります。
でも、将来的に大変になるのは間違いないですから、対症療法として金利交渉を行ったり、場合によっては仲介会社に損害賠償請求を行ったとしても根本的な解決にはなりません。
当たり前ですが一番良いのは物件を売ってしまうことです。
もちろん買った値段で売れるなんてことはほぼ100%ありません。
悪いケースですと半分以下でも売れないかもしれません。
そうなったら、任意売却にするか、仲介会社に著しい過失や違法行為があった場合には買い戻し請求をおこない、足りない元本部分を補うことになります。
このような方法が取れれば一番良いのですが、もちろん全てのケースで成功するわけではありませんし、個別事情によっても全くゴールは違ってきます。
ただ1つ言えることがあります。
うまく行かない可能性があるからやらない、面倒くさいからやらない。このような考えを持っていたらすぐにでも捨てて頂いて、将来の自分や家族のためにも現在は苦しいし忙しいかもしれませんが勇気を出して立ち上がってほしいです。
始めなければ何も始まりません。
結果は不本意かもしれませんが、種を蒔いた本人が刈り取らねばならないというのも事実です。
どう行動すればよいか分からないという方は、11月3日に新宿でセミナーをやりますのでぜひご参加ください。
詳細はこのブログの過去にアップした記事を参照して頂ければと思います。