消費税増税が太陽光発電投資に与える影響
ここを押して頂けるとうれしいです
消費税が8%から10%に上がりましたが、今回はあまり世間も騒いでいないですし、物価が上がったなとはあまり思わなくなっています。
キャッシュレス決済時キャッシュバックの恩恵も大きいですね。
期間限定ではありますが、多くのポイントがつくので魅力的です。
また私は太陽光発電投資をやっていますので、消費税が上がれば、その分収入が増えます。
どうしてか?
それは発電した電気を電力会社に売却するのですが、その際には消費税込みで支払ってくれるのです。
例えば年間200万円の電力を買い取ってくれるのであれば、消費税10%が付加されて220万円になるのです。
ですから、消費税が上がれば上がるほど収入が増えることになります。※注 消費税非課税事業者に限りますが、だいたいの大家さんは非課税事業者です
それでは、消費税が上がると、どんな影響が出るのかを検証してみました。
物件価格は2500万円 利回り10% 年間250万円(税込)
こんな物件があったとします。
消費税8%の時に250万円(税込)収入があったとすると、税抜では231万円になります。
この前提でシミュレーションしてみます。
消費税率 年間売電金額(税込) 利回り
8% 250万円 10.0%
10% 254万円 10.1%
15% 266万円 10.6%
20% 277万円 11.1%
25% 289万円 11.6%
消費税率10%であればたいした影響も無いように見えますが、15%、20%と上がるにつれて、大きな影響が出ています。
日本の財政状態を考えると、とても10%では間に合わないでしょうから、最終的には25%位まであがるのではないかと個人的には考えています。
その場合には利回りが1.6%も上がることになります。
ちなみに消費税率10%というのは、世界を見渡すと安いほうです。
ハンガリー 27%
デンマーク 25%
フィンランド 24%
中国 17%
ニュージーランド 15%
ヨーロッパ諸国が高いのは高福祉だからですね。
アジア諸国は比較的安いですが、これから急速に高齢化が進む中国も17%と高い税率になっています。
アパート・マンション経営は消費税が上がると苦しいことばかりですが、太陽光発電などの消費税が受けられるものは、それによって手取りも増えますのでメリットも少なからずあります。