業者的な物件の買い方
ここを押して頂けるとうれしいです
先日のブログで本当に良い物件は市場に出回らないという話をしました。
本当においしい物件は、物上げした業者もしくはその仲間で買ってしまうからです。
じゃあ、どうやって業者はおいしい物件を手に入れるかというと。
本業の仕事に紐づいて物件がやってくるのです。
分かりやすく言えば、古屋を売りたいと個人から預かったとします。
そうすると、次の買主は一般客が戸建用地として購入することが多いので、確定測量をした上で売りに出します。
そして確定測量をする時は隣地所有者に立会いの依頼をしたり、ハンコをもらったりします。この時は土地家屋調査士が主体となってやるのですが、あえて現場に同行すると、測量している現場に近隣の人が「うちの土地も売りたいんだけど」なんて話が来るわけです。
じゃあ、今度詳しい話を伺いに行きます。とお宅を訪問すると、実は急いで売りたくて。。。なんて申し出があったりして、じゃあうちで買い取りましょう。なんて話になるんです。
仮に2000万円で買い取った土地は、だいたい1.3~1.5倍で売りに出すのが相場ですので、かなりうまい取引ができるのです。
気合の入った投資家は、荒れていて、やる気の無さそうなアパートの謄本をあげて、お便りを書いて、「その物件、私が買います」なんてことをやっている人もいるようです。
ただ、普通の人であれば、そんな訳の分からない個人に売る訳もなく、そこで売るって人はかなり癖があり、下手したら余計なトラブルに巻き込まれかねませんので、この方法は全くお勧めしません。
やはりおいしい物件を手に入れたいと思ったら、宅建免許を取って、不動産業者になるしかないというのが、サラリーマン大家から宅建業者になった者のホンネです。