買う時に出口を決める
不動産を買う時には、出口をどう迎えるのかイメージすることが大事です。
そのためには、ある程度自分の得意なエリアを決めておいた方が良いですね。
私は神奈川県央エリアと23区城北・城西エリアでしたら、土地勘もあり相場も把握しています。
例えば神奈川県央の厚木ですと、築古木造アパート 1Rの家賃はだいたい2.5万円で計算すれば固いです。
利回り的にはざっくり12%のエリアなので、6部屋のアパートであれば、2.5×6部屋×12か月=180万円(年間家賃)
利回り12%で逆算すると1500万円
これが負けない金額になります。しかし、最近の物件高騰により厚木でもこのような物件は少なくなっていますので、利回り11%で逆算して1636万円。このあたりが妥結ラインです。
そして、私がこの物件を購入するならば、空室の度に家賃を上げていきます。
それもたいしたリフォームを実施せずに。
それは、生活保護者を入れるのです。
生活保護者は4.1万円で入居してくれます。
ではこの生活保護者にどうやって入居してもらうのか。
仲介業者でしょうか?仲介業者は、このようなおいしい客は、自社物件、もしくは自社管理物件につけてしまいます。
私の場合は、横のつながりを活用します。
役所に営業をして、相模原市とか厚木市などの生活困窮者かたの電話相談を受けるようにしたのです。
このようにすれば、より上流で生活保護者を受け入れることができるようになります。
しかし、このようなことができるのは宅建業者に限られます。
個人の投資家がこれをやろうとしても、役所側も信用してくれません。
そして、半分くらい4.1万円で決まれば
4.1×3×12=147.6万円
2.5×3×12=90万円
合計237.6万円
利回り11%で割り戻し 2160万円
ということで、何年か保有し、家賃収入を得た上で、2160万円で転売できれば、
利益=500万円+家賃収入
となるのです。このように相場観やエリアの福祉事情を加味して出口を見据えた上で購入すれば、負けない投資ができます。