身元引受人大家
今日から身元引受人大家と名乗りますｗ
昨日はシェアハウス住民同士のトラブルがあって（けんかですが）、お互いに軽い怪我をしてしまい、このままじゃあ帰せないという連絡があったので、警察署に行ってきました。
LiveFreeのメンバーにその旨を報告したところ、
「おっ！大変ですね。動画よろしくお願いします！」
とか、ひどいメンバーは
「それはおいしいですね！動画撮影するでしょ！？」
なんてコメントを頂き、友情を感じたところです。
さすがに取調室にカメラを持込むことができなかったので、一部始終をこちらに記載させて頂きます。
まず、警察署に行くと刑事課に案内されました。
刑事課の署員は目つきが鋭いので、すぐに分かりました。
私とは非常に温和な表情で話をするのですが、被疑者（スリランカ人）に対してはとんでもなく鋭い目つきでした。
本人達に会う前に、事情を説明されます。
ポイントをまとめますと、彼らが住んでいる部屋のフロアには３室あって５０Aの電気容量があります。
通常の家庭であれば５０Aあれば十分なのですが、常夏の国からやってきた彼らはとにかく温度を上げたがります。エアコンの室温設定が３２度になっていたこともありました。
くわえてエアコンだけでは飽き足らないのか、ハロゲンヒーターも同時に使い、炊飯器も使います。
これを同時に使った日にはブレーカーなんてひとたまりもありません。
当然落ちてしまうのですが、今回はこのブレーカーが落ちたのがケンカの原因です。
要は隣同士がブレーカーが落ちたのはお前が悪いと言い合って殴り合いのケンカになったのです。
殴り合いだけではなく、相手の電子レンジを壊したり、パソコンを壊したり、しまいには包丁も登場した模様。防刀ベスト、アマゾンで買おうかな。
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続いて一人一人に会って、言い分を聞きます。
もちろん私は日本語しか分からないのですが、最近の警察署は外国人犯罪者が増えているのできちんと通訳をつけてくれました。
二人ともお互いに相手が悪いと言い合っています。
Aさんは相手が酒を飲んでいてケンカをふっかけたという
Bさんは相手がエアコンと禁止されているハロゲンヒーターを使ったのが原因だという
お互いに被害届を出すと言ってますが、自分の立場が分かっていない模様。
「二人とも被害届を出すということは、お互いに怪我もしているし、物も壊れているし、お互いに逮捕されるんだよ？分かる？「アレスト、逮捕」
そうだよね。おまわりさん」
「そうだよ。君たち家には帰れないぞ」
彼らの顔が青ざめたのが分かりました。
この機を逃さずに、お互いに被害届を出さない旨をサインし、指紋も押印しました。
「じゃあ、大家さんも」
ん？
私も指紋いるのですが？
「はい」
ということで、私も指紋を取られました。
これで悪いことができなくなりました（笑）。
何とか二人を警察署から連れ出すことができました。
ハウスへの途中、無言の３人。
時間は１７時過ぎ、あたりは真っ暗です。
「ん？二人とも昼ごはんたべた？」
「タベテナイデス」
ということで、近くのセブンイレブンで肉まんを買ってあげました。
「オイシイデス」「アリガトウゴザイマス」
もう、ケンカするんじゃないよ。頭にくることがあったら私に電話下さい。
「ワカリマシタ」
この温かくて、ちょっぴりほろ苦い肉まんの味は、彼らの日本の思い出になることでしょう。
なんて良い話にまとめてみました。
今回はまた良い勉強をさせて頂きました。このシェアハウスを持っていると、大家レベルが上がって仕方ありません。
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